リアス今野の仕事

リアス今野の仕事

リアス今野の仕事

複雑な充填に挑んできた経験

リアス今野は船舶の防熱工事、業務用冷蔵庫冷凍庫の防熱工事、つまり海と陸の防熱工事を行います。特に船舶の漁艙は構造が複雑で、非常に難しい。入り組んだ隙間の先の先まで十分に充填しないと防熱にムラができてしまいます。 海の経験を陸にも活かしています。

充填チェックには経験が不可欠だった

ウレタンの充填度はハンマーによる打音検査で行いますが、ミスが許されないこの作業には長年の経験が不可欠になります。 リアス今野には35年を超える経験を持つ熟練技士がおりますが、こういう技術の承継はなかなか簡単ではありません。

新しいチェックフローを確立

リアス今野では注入時のウレタンが80℃ほどの高温になっていることに着目、サーモカメラで充填度をチェックする試みを実行しました。そして熟練工による打音検査と突き合わせて検証し、十分な有効性を確認できたのです。
サーモカメラによる検査は壁・床面部分には有効ですが、天井面には使えません。ウレタン注入時、上部に隙間があってもサーモカメラでは奥行を捉えられないためです。その場合はCCDカメラによる確認をしています。
若いスタッフの斬新な発想を大事にし、社内のコミュニケーションを活発にすることで熟練技士の経験と技術と組み合わせる。そこにリアス今野の強さがあります。

業界全体の課題に対処する

このチェックフロー開発は、 リアス今野の仕事のごく一部 。自社内だけでなく他企業とも連携しながら、新しい技術の導入や仕事の効率化を図っています。人材不足に対応するには、作業員の経験年数に関わらず、高い作業確度を実現する必要があるのです。